酒コンテナー

 以前日本語を外国語に翻訳するのは大変だと書いたことがある。高校生の時に文通を始めた時に「畳=たたみ」を説明するのに稲ワラで作った床といえばまるで日本人は竪穴式住居に住んでいるようなイメージを与える。。。。。と困ったことがある。
 今回もどのように訳したらよいのか困ったのが「おチョコ」=「盃(さかずき)」。「酒カップ」と言えば「何かワンカップ大関」の仲間みたい」だし、適当な言葉がない。どうしようと思っていたら、相手が先に言いだした。「酒コンテナー」!
 ところが、日本人はコンテナーといえばトラックや貨物列車が運んでいるあの大型の四角い箱(一般に20フィートと40フィートの2種類がある)を連想する。だから「おチョコ」のことを酒コンテナーと言われると唖然として次の言葉が出ない。しかし、よく考えてみるとコンテナーというのは英語の contain(含む、入れるという意味)だから酒を入れるもの、すなわち「おチョコ」を酒を入れるもの、すなわち酒コンテナーと呼んでも違和感はないはずだろう。。。。。。。。。。 やっぱり外国語は難しい。

中国の果物                                

梅雨は梅が実る頃に降る雨だから「梅雨」と名付けられたという。今日はその梅の話。日本でもっとも有名な梅の産地は和歌山県「みなべ町」で、梅の種類は「南高梅」という。「南高梅」は果肉が他のどの梅と比べても柔らかく、かつ多い。しかも種が小さいなど圧倒的な人気があると「みなべ町」の職員が話していたし、「南高梅」は町の誇りで、彼らはこの梅を街おこしにも利用している。

ところが、驚いたことにこの「南高梅」と同じ梅が中国から輸入されてきた。いつ、誰が仕掛けたのか知らないが、「南高梅」の種を中国に持ち込んで、栽培する。気候や土壌は多少違うだろうが、いわばDNAが同じなら梅の性質に大きな違いはないだろう。しかも、圧倒的に安いから「みなべ町」にとっては強敵だ。
この件で思い出した。

数年前に中国の大連の日曜市場で買い求めたリンゴは「ふじ」で
日本からもっとも人気のある種類の「種」を輸入して栽培しているのだと言っていた。中国から輸入される果物に含まれる「薬物・化学物質」も問題だが、このように知的所有権が ない果物・農産物の栽培の問題にはどのように対応すればよいのだろう?
 

罪深いゴボウ           

戦時中、あるいは終戦直後のオーストラリア人捕虜に日本陸軍はゴボウ(牛蒡)を食べさせたところ、“木の根っこを食べさせた”、すなわち捕虜を虐待したということで極東裁判では関係者が有罪になったり、ひどい例では死刑になったという話がある。
当時はどういう裁判で何をどのように解釈し、裁いたのか知らないが、とにかくゴボウ(牛蒡)を食品として食べる国は欧米諸国にはなく(わずかにゴボウの葉っぱをサラダに加える食べ方はある)、当時は日本と韓国(朝鮮)だけだったらしい。それだけに欧米人はとても人間が食べられる物とは受け止めず、単なる木の根っこと思ったのだろう。それにしても、極東裁判が我々戦争に負けた日本国民には如何に不利な裁判であったかは十分想像できるが、ゴボウ(牛蒡)を捕虜に食べさせたことが虐待になり、それだけで関係者に死刑の判決とは恐れ入ったものだ。

 
 外来語を中国語で表現すると。。。。    

我々日本人は外来語を表示する時には「カタカナ」があるから便利だと思う。外来語、その外来語が人の名前であろうと、地名であろうと、物の名前であろうと聞こえた通りにカタカナで表現すればよいのだから。では中国語ではどうする?漢字しかないからとにかく漢字で表現しなくてはならない。困ったことだ。どうも調べてみると外来語を中国語で表現するには2つの方法があるという。1つは表意文字で、例えば 「コンピューター」は「電脳」という。電子の頭脳という意味か、とにかくイメージとして分かる。
もう1つの方法。
これは表音文字である。意味はないから発音が近い漢字を選び、それで表現するという訳だが、これが大変。というのは同じ漢字でも中国語の発音が全く違うからだが、まあ、とにかく例を見てもらおう!よく使われる見本例:

可口可。。。。。。。。。。。。。。。。コカコーラ

卡拉OK。。。。。。。。。。。。。。。。。カラオケ

麦当。。。。。。。。。。。。。。。 。。 マグドナルド   

台湾や中国へ行かれた方はこんな広告・看板を見られたことがあると思う。しかし、他に全く想像もつかない表現がある。そんな例をあげてみると

哆啦A。。。。。。。。。。。。。。。。 ドラエモン

迪士尼。。。。。。。。。。。。。。。デズニーランド

堡包。。。。。。。。。。。。。。。。。。ハンバーガー

谷歌。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。グーグル

口袋妖怪。。。。。。。。。。。。。。。。。ポケモン

杰克。。。。。。。。。。。。。。マイケルジャクソン

皮卡丘。。。。。。。。。。。。。。。。。。。ピカチュー

路易威登。。。。。。。。。。。。。。。。。ルイビトン

無理をしてでもブランド品を買う人がいるが、「ルイビトン」がこんな表現ではイメージが壊れそう。

 晩餐会は日本料理で                

天皇陛下や総理大臣が外国の国賓や公賓を招いて催す歓迎レセプションや晩餐会の料理はなぜかフランス料理に決まっている。これは明治の「鹿鳴館」時代の名残なのか?それとも日本料理の本当の価値・評価を知らずに、ただ単純に最高のもてなしはフランス料理だと思い込んでいるのか?
 ところが、今や世界で最も注目を浴びている料理はフランス料理ではなく、日本料理であるにも拘わらず提供されるのはフランス料理とフランスの高級ワイン。日本料理といっても人気の「スキヤキ」、「テンプラ」、「寿司」などではなく、本格的な京懐石料理がある。日本料理は味(うまみ)、季節(旬)の素材を生かしたうまさとバランスのとれた栄養。優れた色合いと香り、さらに芸術作品のような盛りつけ。いずれをとっても世界に誇れる素晴らしい料理ではないだろうか?
 かってフランスの
シラク大統領が日本へ来た時に「日本料理を食べたい」と言っているのにフランス料理を出した理由が分からない。一方、中国へ来る賓客に対し中国政府はすべて「中華料理」でもてなしている。最近中国の悪口が多いが自国を発信する意味でこの点は見習うべきではないだろうか?

 

15)むべなるかな 

近江八幡の北西部部、長命寺川沿いに北津田町がある。この町の北東部の山に「むべ自生地」がある。昔、天智天皇がこの地へ行幸した時にとりわけ元気な老夫婦に会い「何故そんなに元気なのか?」と尋ねると「むべを食しているからだ」と答えたという。これに対し、天皇の言葉が「むべなるかな(なるほど、もっともだの意)」でここから「むべなるかな」という表現が出来たという。

「むべ」はアケビ科のキウイに似た果物で、この地の他には自生している例が少なく、地元ではこれを不老長寿の果物として宮内庁に毎年献上(一時中断の時もあった)しているという。試みに食べてみたが決して美味といえないこの果物を宮内庁ではどのように処分しているのかな? また、地元の人が「むべ」を栽培してリキュールの「むべ酒」を作っている。

 

14)風鈴と感性 

ドイツの夏は素晴らしい。木々は青く、光輝いて見える。どこへ行っても自然の美しさが見られる夏のドイツへの旅行はお勧めだ。ただ、夏のシーズンはホテルの料金も2倍ほど高くなるのが困る。
 ところで、かってドイツに住んでいた頃、窓際に風鈴を吊して楽しんでいたら、マンションのオーナーがうるさいからやめてくれと文句を言ってきた。仕方なくやめたが、彼らは風鈴の風情を理解する心がまったくない。穏やかな風の流れにまかせて爽やかな音色を聞かせてくれる風鈴。この音がたとえひとときでも夏の暑さを忘れさせてくれる感性が彼らにはまったくなく、ただ単に雑音、しかも風が吹いて連続して鳴ればとにかくやかましいとしか聞こえないのだ。日本ほどはっきりした四季がなく、日本人のように四季と結びついた豊かな感性がないからドイツには俳句も、短歌も生まれない。

平成25年8月1日の 長浜クラブの納涼例会に参加して

この日は朝まで雨が残り、ホテル横の芝生の会場は例会の時間になってもまだ雨の影響で 水浸しではないかと危惧したが、長浜クラブのメンバーの精進がよかったのか、あるいはメンバ ーの願いが通じたのか、まったく心配無用。天気は急に回復し、暮色に包まれた琵琶湖岸 に面したホテルの庭は絶好のバーベキュー会場になった。
 井之上温代さんと会場に着いたのが定刻より少し前の6時25分。すでに段取りが出来てあ り、すぐ例会が始まった。点鐘こそ省略されたが、通常通りの会務報告を早々に切り上げて、 バーベキューの開始。びわこ部直前部長の井之上温代さんによる乾杯の発声スピーチはう れしいことに流行のスカート並に短く、すぐにビールが喉を潤してくれることになった。 さすが、長浜クラブのメンバーの平均年齢が若いだけあって、何か勢いを感じる。食べるピッチ が違い、汗を拭きながら、いつの間にか煙に囲まれながら行き交う声も心なしか大きくなり、ワ イワイガヤガヤ、みんな心から楽しみながら食べているという感じ。眺めているだけで最近にな い元気をもらえそうだ。網の上の肉は次から次へと焼け、すぐなくなり、ビールのお代りもピッチ が早くなった。
 これぞワイズメンズクラブのメンバーとの出会いであり、そこから交流が始まり、楽しみながらま た新しい交流が生まれ、メンバー同士がつながっていき、さらにこれが大きく広がり、新しい活 力の素になるだろう。うれしいことだ。何かはっきりした形はないがそれでよい。期待が生まれ る。。。。。ビールを飲みながらそんな空気を感じていた。
 途中誰が見つけたのか、琵琶湖を見渡すと小さく彦根の花火が見える。そうだ、今夜は彦 根シャトークラブも納涼例会で花火を楽しんでいるのだろう。長浜クラブは彦根のおこぼれな のか、それともお裾分けか。その後夕闇が深まっていく琵琶湖岸を後にして2次会の会場に 向かった。  

13)新幹線・湖東駅            

新幹線の駅は費用を地元が全額負担してくれるならどこにでも作りましょうというJRの考え方が変わってきた。北陸新幹線のルートも米原経由になりそうだ。
実は新幹線の米原と京都間は距離が一番長く、JR東海も一番困っている区間なのだ。何で困っている?というのはここ数年の新幹線のダイヤを見れば分かるように、ドル箱で人気の「のぞみ」はどんどん増発。「ひかり」は現状維持。「こだま」は減発。その結果「のぞみ」の前に「ひかり」や「こだま」が走っていると、それが邪魔になって「のぞみ」が前に進めないのだ。だから「ひかり」も「こだま」も米原駅で長時間待たされることになり、いわば米原が待避駅になっている。
えば下りの「ひかり」で米原駅で降りると、「このひかりは当駅で8分間停車します」とアナウンスしている。「ひかり」が8分間も待つの?我々は米原駅で降りるからいいものの、それから先まで乗る人は困る。もし、「ひかり」がそのまま京都に向けて走ると、後から追いかけてくる「のぞみ」が前に進めないからだ。これでは困る。だから解決策として「のぞみ」が前の車両に追いつく頃に「ひかり」が「待避駅」で待っていてくれば「のぞみ」はそのまま進むことができる。その「待避駅」がちょうど米原と京都の中間にあれば良いことになる。JR東海は人気の「のぞみ」を増発させるために、また最近急激に伸びてきたLCC(格安航空機)に対抗するために一日でも早く、そして費用の大半を負担してでも「待避駅」がほしい。
これが本音なのだ。
幸い近江八幡の篠原駅近くの空いた広い土地がある。ここを利用して「新幹線・湖東駅」を作ったらどうだろう?地元、知事とのJR東海との話し合いだが、交渉次第では実現性が高い。百姓さんもTPPで農業をあきらめるチャンスと考えているからWin Winの関係ではないだろうか。嘉田さん!今度はこの話を放っておく方が「モッタイナイ」ですよ。

 
⑫気象予報士               

気象庁が「気象予報士」という制度を作ってから19年になるそうだ。僕は中学生の頃に短波放送を聞きながら「天気図」を作っていたことがあるからこの制度には関心はあったが、この新しい制度そのものがよく分からない。そこでチョット調べてみると「防災情報と密接な関係を持つ気象情報が、不適切に流されることにより、社会に混乱を引き起こすことのないよう、気象庁から提供される数値予報資料等高度な予測データを、適切に利用できる技術者を確保することを目的として、創設されたものです」とある。
この表現をどのように理解しますか?新しく「気象予報士の制度」が出来ていなかった。。。。    今までと同じ方法、すなわち具体的には放送局の人達だけに限られていた。。。。。と同じ方法を続けていたら、アナウンサーを通じて気象庁の情報が不適切に流されることがあるのだろうか?我々がたまたま草履を投げて「明日は晴れだ」と叫んでも誰も信じないのだから、アナウンサーが社会に混乱を引き起こすことはないのだろう。
 もう1点。気象予報士として資格を取っても、全国に数万カ所ある観測点からのデータを基に予報情報を出す気象庁を敵に回して自分独自の予報を出すことができないだろうから、結局、気象予報士に代わって(アナウンサーが)気象庁の予報をそのまま伝えることと同じではないか!だから、気象予報士なんていう職業は単にワークシェアの一つとして設けられたのではないかと思う。ただ、一つメリットといえば若くてかわいい「お天気姉さん」が画面に出てきて番組を楽しくしてくれることだろう。

 ⑪文化:東と西の違い  (6/14発信)

 徳川幕府によって政権が江戸に移され、明治を経て今日まで政治、経済の中心は東京に置かれたまま。その間400年余。東京を中心とした関東圏と京都、大阪を中心とした関西圏には文化的にも色々違いが出てきた。文化だから昨日の投稿の「ほたる」の点滅スピード(関東が4秒に1回、関西が2秒に1回)とは関係ないが他にいくつかを紹介すると:

①うなぎの捌き方、E(関東):背中を切る、W(関西):腹を切る
②E:おにぎり、W:おむすび
③うどんなど、E:濃い味、W:薄味
④マグドナルド、E:マック、W:マグド
⑤W:関東炊き、E:おでん
⑥トイレットペーパー、E:2枚巻き、W:1枚巻き
⑦エスカレーター、W:右側立ち、E:左側立ち
⑨E:肉マン、W:豚マン
⑩食パン、E:6/8枚切り、W:4/6枚切り
⑪E:鶏肉、W:かしわ
⑫E:しるこ、W:ぜんざい
⑬ほたるの点滅、E:1秒間隔、W:2秒間隔

他にも沢山あるだろうが、今日はここまで。。。。お後がよろしいようで。。。。

 ⑩飛行機ライト            (6/13発信)

6月は「ほたる」の季節。夕食後に涼みながら「ほたる」を眺める機会が多くなります。「ほたる」は辺りが暗くなってから2~3時間ほど点滅しているが、余り夜遅くなると何故か元気がなくなって光が弱くなります。ところで、「ほたる」の光の点滅は関東では2秒に1回、関西では1秒に1回と点滅スピードが違うのは何故でしょうか?また、この違いは名古屋辺りが境になっているそうですが、何か理由があるのでしょうか?こんなことと関係なく、9時過ぎになって「ほたる」を見飽きたら真上の高い空を眺めるのがお勧めです。琵琶湖の東側に住んでいるなら間違いなく夜9~10時の時間帯には頭上を数機の飛行機が飛んでいるのが見られるはずです。
  そうです。琵琶湖の東側はいわゆる民間機の飛行コースになっているので、アンティコリージョンライト(衝突防止灯)とナビゲーションライト(航行灯)を点滅させながら東から西へ、また西から東へ、多い時には同時に5~6機も飛行しているのが見られます。飛行機のライトは「ほたる」の点滅とは違うが、何故か子供の世界に戻って、夢の続きを追いかけられそうでいいものですよ。貴方も今夜晴れていたら空を見上げたら?

 

⑨降水確率                  (6/15発信)

降水確率。これから梅雨の時期になると特に気になるのが降水確率です。ところで、この降水確率とは何だと聞けば正確に答えられない人が多い。例えば、ある地域で、ある時間帯の降水確率が30%であれば、これは単に統計的な確率で100回のうち30回は1mm以上の雨が降るという意味です。このように答えられれば降水確率を正確に説明しているように思われますが、例えば、ほとんどの時間は晴れていても、夕立のような雨が2~3分間降るような場合は降水率100%となります。けれども降水率が100%と聞けば大抵の人は一日の大半雨が降り続くと思いませんか?実際には夕立だから、時間は短く、ほんのわずかしか降らなかったという日だってあるのです。それでも確率は100%です。何かもっと降る雨の量と時間を正確に表現する方法はないのでしょうか。

 

⑦伊庭 貞剛                            (6/10発信)

近江八幡市の西宿町に「伊庭貞剛」の生家跡がある。今は生家はなくなり、跡に大きな楠(?)の木が残っている。ところで、伊庭貞剛って誰だ?という人がいるかも知れないので少し紹介したい。
 伊庭貞剛は1847年、現近江八幡市西宿町(旧蒲生郡西宿村)生まれ。32才で住友財閥に入社し、43才で衆議院議員に当選。ここまでは特にめざましい活躍はないが、彼が凄いのはここから。
 住友財閥に入り、四国・愛媛の
新居浜別子銅山の責任者になったが、この頃別子銅山では公害に悩み、「西の別子、東の足尾」と言われ、草木も枯れ果てるひどい状態だったという。彼は陸地では公害を解決出来ないと考え、新居浜の前に浮かぶ島を買い取り、膨大な予算を使いながら、島へ工場全体を移転させることに成功し、別子銅山中興の祖」で、企業の企業の社会的責任の先駆者と言われている。この時、足尾銅山の公害訴訟で有名な田中正造も支援した。
 その後、53才で住友
財閥の2代目総理事になるが、5年後には引退している。その理由がいい。事業の進歩・発展に最も害するものは、青年の過失ではなくして、老人の跋扈(ばっこ)である」と言い放った。58才の若さでの英断である。
 その後、大津・石山
の「活機閣」で晩年を過ごしたという。この活機閣は年2回予約制で見学することが出来る。また、彼の4男が住んだ伊庭家住宅は近江兄弟社・ヴォーリズの設計になる建築物として有名。安土町指定重要文化財で、年に数回公開されている。住友グループに関係がない人も一度は見る価値があると思う。

 

⑥将棋の「王」と「玉                  6/9発信

今日は日曜日。久しぶりに将棋でもやるか!ところで、今まで余り気にかけなかったが、将棋の駒は種類も数も相手とまったく同じものだと思っていた。いや、実際同じと言えるが、「王様」だけが違っている。一方が「王」、もう一方は「玉」で、「王」の字に点(、)が一つ多くなっている。これを一般には「ギョク」と呼んでいる。へー!?「王」がそれぞれ1枚づつではなかったの?これを知っている人は少ないのではないか?「王」が2枚もないのは将棋という一つの盤の上の世界に「王」が二つでは成り立たない。「天に二日なく、地に二王なし」との言葉に基づき「王将」は1枚とし、上位者(後手または上手)が「王将」を使い、下位者(先手または下手)が「玉将」を使うのが慣例となっているそうです。
こんなこと知っていた?

 ⑤ついに6000km走破                 (6/8発信) 

7年前に買ったクロスバイク自転車(レース用の本格的な自転車とオフロード用のマウンテンバイクの中間で、両方の利点を持つ自転車)での合計走行距離が遂に6000kmを突破した。近江八幡と東京間の距離を500kmとすると往復で1000km。で合計が6000kmなら近江八幡と東京間を6往復走ったことになる。まあ、マラソンの有森選手ではないが、誰も言わないが、それなりによく頑張ったと褒めてやることにしょう。

琵琶湖220km(コースによって距離は多少違う)を一周する“ビワイチ”は2回。自宅から琵琶湖大橋を越えて対岸の道の駅までが20kmで、往復すると40km。一方、北を向いて走ると彦根までがやはり20kmで、往復すると40kmだが、彦根市内の見所を何ケ所か回ると50kmを越える事もある。最近は愛知川の両岸の土堤が起伏がなく走りやいので、ここを走る事もあり、これも往復で40kmになる。

滋賀県は自転車走行にはかなり恵まれた環境があり、特に琵琶湖の東側は北が木之本町の「大音」から大津市の起点になる「唐橋」までほとんど車道を走らず、琵琶湖総合開発で作られた管理道路(サイクリングと人の併用)があるので、安全に、しかも誰にも迷惑をかけずに自由に走れるのが嬉しい。

まあ、これからも気楽に、取りあえずの目標である7,000kmを走ろう。また、カヤック(カヌーの一種)の目標は琵琶湖横断で、近いうちに実現したい。

 

④ややこしい単位      6/8

放射線量のシーベルトやベクレル、電磁波のテスラなどが新聞などで話題として出る度に思うが、今我々が使っているモノの単位は非常に多く、複雑過ぎるのではないだろうか?
また、単位は色々な倍率で表示されるので、さらに複雑になり頭が混乱するので、結局実態までよく分からなくなる。我々の生活の中でよく使われている単位といえば。。。。。。やはり重さ、長さ、量(大きさ)が中心になる。どんな単位が使われているのか、ちょっと気になったので調べてみると。。。。。
    重さ:グラム、ポンド、キャラット、オンス、トン、匁、貫、
        斤(パンなどは斤)、etc..

    長さ:ヤード、メートル、インチ(フィート)、マイル、寸、間、
        尺、海里、etc.

    量(かさを含む):リットル、升、ガロン、升{斗、石(こく)を含む}etc.

放射線量の単位は別にして日常生活の中で比較的親しんでいる重さ、長さ、量の単位でも上記のように多く、時々分からなくなる。日本では尺貫法の単位が廃止され、ISO(国際規格、上記の太字)になったはずだが、他の単位もまだまだ結構多く使われている。さらにややこしくしているのが倍率で、重量(質量)の「クラム」を例に考えてみると。。。。。。1グラム、1000倍で1キログラム、それをさらに1000倍すると1トンとなるが、元の単位を10倍、100倍、1,000倍、10,000倍、100,000倍と表示していくと不思議な世界が見える。すなわち、1グラムは10倍でデカグラム、100倍でヘクトグラム、1,000倍でキログラム、さらにこれを1000倍すると1,000,000倍(100万倍)でメガグラム、1,000,000,000倍(10億倍)でギガグラムとなる。今度は小さくなる数を調べると1クラムの10分の1はデシグラム、1001はセンチグラム、1000分の1はミリグラム10,000分(1万分)の1はマイクログラム、100,000分(10万分の1はナノグラム、これの1000分の1はピコグラムと少しややこしくなり、そろそろ嫌になってくる。が、まだ続く、これの1000分の1はフェムトとなって普段は全く使わないし、ほとんどの人が分からなくなるから面白くない。大体、現代という時代は覚えなければならないことが多過ぎて困る!

PS:ISOの重量単位のうち、例外の単位は「真珠」の取引に使われる匁(もんめ)で、これは日本のオリジナルで、国際市場でもまだ使用が認められ


 

③日本人と気づかれない              (6/5送信)

中国でテレビを見ていると、ほとんどの番組の画面で常に字幕が出ていることに気が付く。もちろん、日本でも地方の方言などで発音が分かりにくい場合は字幕が使われるから特に気に留めない人も多いかと思う。しかし、中国の場合すべての話し言葉を字幕で表示しているのだ。何故だろうと調べてみると、中国語はほとんどの地域において文字の表示は共通だが、地方によって発音が異なるために、地域によってほとんど通じないのだという。なるほど、だから字幕が必要なのだ。

 中国では今普通語(プートンホワ)という、いわば北京標準語を普及させようと懸命になっている。それは各地域に今も地方語が強く残っていて、コミュニケーションの邪魔をしているからだ。よく知られた例としては北京語、上海語、福建語、広東語などの他に数百とも言われるは地方語があり、発音が異なるためにお互いに通じることはない。さらに中国は漢人の他に55にも上る少数民族(千数百万人)を抱えている。彼らは当然北京語(普通語)は得意ではない。

だから、中国語が十分に話せない日本人が中国を旅行しても日本人と気づかれない時がある(中肉中背で、首からカメラをぶら下げ、眼鏡をかけている典型的日本人を除いた方がよいだろうが。。。)。日本でなら、相手が日本人と同じ顔をしていても発音が違うと外人だとすぐ気が付く。日系のブラジル人やペルー人がその例だ。しかし、中国では少しばかり怪しい中国語を話す日本人がいても周りの人に気づかれないことがある。

 ②紅茶は硬水で (6/4 送信)

土産物を買う時食品の場合は現地の店で試食・試飲することがある。試食・試飲すると とても美味しいのに、イザ買って帰って自宅で食べる・飲むとそれほど美味しくないということ がある。どうしてだろう?買ったものは当然現地で試食・試飲したのと全く同じだし、何も 変わることがないのに、やはり美味しくない。確かに、自宅で確かめるときは試食・試飲した その時の雰囲気というか、気持ちの高まりがない。あるいは何人かの友達と一緒に買うと いつの間にかその気になってしまったということもあるかも知れない。そんな例に「イギリスの 紅茶」がある。ロンドンで買った有名な紅茶はインド産のダージリンに違いない。しかし、 現地で試飲した時は実においしかった。何故だろうと調べてみると、現地で飲んだ時は 「硬水」で、日本の水は「軟水」だからです。生水を飲むときは「軟水」が美味しいが、紅 茶の場合は硬水で飲んでください。
 
 ①日本語は世界最高の言語? 紘(6/3 送信)

世界には数千、数万の言語があり、それぞれの国、地域で話されている。その中で 日本語ほど優れた言語はないだろうと思う。日本語の起源はまだよく分からないが、 太平洋に浮かぶガラパゴス島のように日本は単一国民で、しかも島国として周辺 からの影響がなかったから、長い間に独自の発展をしたのだと思う。しかし、古事記 や日本書紀、さらに万葉集が生まれた頃にはまだ「平仮名」もなかった。日本人は もともとの日本語に中国から学んだ漢字を充て、これを「万葉仮名」とし、さらに これでは日本人の豊かな心と四季が彩なす自然の変化を表現するには十分では なかったのだろうか、「平仮名」を考え出し、源氏物語や徒然草など世界に誇れる 文学作品につながった。日本人はさらに「片仮名」も付け加えた。これで、日本語は 今も漢字を使う言語でありながらお隣の中国とはまったく異なった優れた言語に育った のだが、日本語という言葉の彩を一層豊かにする素晴らしい方法・技術、すなわち 擬態語・擬音語を考え出した。心の落ち着かぬ時の「ソワソワ」とか、静かに降る雪 などの「シンシン」、内緒の話などの「ヒソヒソ」が擬態語で、一方雷の「ゴロゴロ」、 ガラスが割れる「ガチャン」、大雨の「ザーザー」などの擬音語を考え出した。詳しくは 分からないが世界に数千、あるいは数万もあると言われる言語のなかで、擬態語 ・擬音語などは極めて限られ、インド・ヨーロッパ語族でも眠るときの「グーグー」など 限られ、これほど豊富な擬態語・擬音語は存在しない。東南アジアでもタイ語に わずかに見られる程度で日本語ほど多くはない。 ただ、それだけに日本語で表現する意味が変化に富み、複雑に、難解に、限りなく 多様化するとほんのわずかな、あるいは微妙な違いが混乱を招いたり、誤解を招く ことがある。だから政治家や官僚たちは揚げ足を取られないように、あるいは言質を 取られず、責任を避けるために「善処する」、「前向きに検討する」など出来る限り 曖昧で実態をぼやかしたような表現になってしまうのは、豊かに表現できる世界でも もっとも優れた日本語であるが故の唯一の欠点であろうか?
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